お読みいただきありがとうございます。ミズサキです。
こちらの記事では無駄遣いをやめ、お金を貯める方法について考えました。
ところで、一口に無駄遣いといっても、その内容は様々です。
そもそも無駄かどうかは、使う本人にとって有意義な支出であるか否かによって決まるものなので、究極的には本人にしかわかりません。
例えば、一般的にギャンブルは無駄遣いの象徴とされていますが、本人がそれで人生を楽しんでいるならば、必ずしも無駄とはいえないわけです。
つまり、無駄かどうかは、「何に使うか」ではなく、「どのように使うか」によって決まるのです。
この点を見落としている議論が多いのではないでしょうか。
そこで今日は、どのようなお金の使い方が無駄遣いなのかについて、4つに分類してみました。
4つの無駄なお金の使い方
現実逃避のためのお金
- 日頃のストレスから逃れるためにアルコールやギャンブルにのめり込む
- 当選して仕事を辞めることを夢見て宝くじを買う
など、ストレスが溜まると、ついつい現実逃避のためにお金を使ってしまいます。
様々な人と関わって毎日生活していると、どうしても嫌な気持ちになることはあります。
現実から目を背けたくなるのも、ある程度仕方がありません。
しかし、目が覚めて現実に戻ってくると、無駄遣いをしたという後悔だけが残ります。
現実逃避をしても、現実は変わりません。
重要なことは、お金を浪費せずにストレスを解消する方法を知っておくことです。
例えば「ストレスを操るメンタル強化術 [ メンタリスト DaiGo ]」では、以下の4つの方法が紹介されています。
- ゆっくり本を読む
- 感情を紙に書き出す
- 自然と親しむ
- 楽しいことを思い出す
惰性で払い続けるお金
携帯料金や保険料、光熱費などは、契約内容を見直すことで、料金を節約できる場合があります。
長期間、場合によっては何十年も払い続けるものなので、月ごとでは大した金額でなくても、時間が経つにつれ、その差は大きくなっていきます。
月1,000円の違いでも、10年間で見ると、12万円になります。
自分でも気づかないうちに大きな金額を浪費している可能性があるのです。
様々な複雑な契約プランがあり、検討するのは面倒かもしれませんが、まずはウェブサイトを確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。
これ以外にも、定期購読している雑誌や新聞、定額のケーブルテレビや配信サービスなども、必要性を検討してみると、意外な無駄が見つかるかもしれません。
見栄を張るために使うお金
他人に見せびらかすためにモノを買っても、何の役にも立ちません。
仮にそれで人からおだてられても、そこで満たされることはなく、際限なく欲望が膨らんでいきます。
これではいくらお金があっても足りません。
見栄を張りたくなるのは自分で自分の価値を認めていないからです。
劣等感が強いからこそ、自慢する。自らが優れていることを、ことさら誇示しようとする。そうでもしないと、周囲の誰ひとりとして「こんな自分」を認めてくれないと怖れている。
岸見一郎・古賀史健「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)
一時の感情に流されて払うお金
衝動買いして後悔した経験をお持ちの方も多いでしょう。
私達は感情が高ぶっているとき、あまり後先を考えずに行動してしまいます。
買い物以外では、一念発起して英会話やジムに申し込んだものの、やる気が続かず結局ほとんど使わずに終わってしまうということがあります。
自分を過信して一度に長期間の契約をすると、後で思わぬ後悔をすることになりますので、冷静に検討することが大切です。
無駄か否かを決めるのは「何に」ではなく「どのように」
いかがだったでしょうか?
無駄遣いかどうかを決めるのは、「何に使うか」ではなく「どのように使うか」であることがご理解いただけたのではないでしょうか。
「高級ブランド品」も、見せびらかすために買うなら浪費ですが、本当にそのブランドが好きで買うなら良い買い物です。
資格の勉強のために予備校に行くことにしても、途中で挫折して通わなくなってしまったら、払ったお金は無駄になってしまいます。
お金を使うとき、自分の感情をよく観察すると、無駄遣いを思いとどまることができるようになります。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。