お読みいただきありがとうございます。ミズサキです。
先日の記事では、証券アナリストの資格取得の勉強が、投資の勉強に役立つというお話をしました。
上の記事にも書いているとおり、私は証券アナリスト1次試験全3科目合格を果たしています。
そこで、そんな私の経験を踏まえて、みなさんが1次試験に臨むうえで、認識しておいた方がいいと思うポイントを4つご紹介します。
試験内容そのものではなく、心構えのようなものと思ってください。
なお、試験の実施についての情報は、日本証券アナリスト協会のウェブサイトで確認できますので、下記リンク先をご覧ください。
日本証券アナリスト協会ウェブサイト「第1次レベル 試験に備える・申し込む」
証券アナリスト1次試験に臨む上でのポイント
関数電卓の操作に十分習熟しておく
試験には電卓を2台まで持ち込めるので、関数電卓と普通の電卓を持ち込むという人が多いと思います。
ただ、実際問題を解くときには、関数電卓の使用がメインとなるはずです。
これは、要求される計算量が多く、しかもたくさんの数値が入った分数値を計算することが多いことから、普通の電卓で計算するのはかなり手間がかかるからです。
そのため、普段の勉強や過去問演習のときから、関数電卓の操作には十分習熟しておく必要があります。
電卓の操作に手こずって時間を使うことは、焦りを増幅する原因になりますので、しっかり練習しておきましょう。
私は試験中、途中まで入力した式を誤って消してしまうことがあり、だいぶ焦りました。
特に何度も使うのは以下の2つの計算です。
- 企業の財務データや財務諸表の数字を拾いながら、経営指標を計算する
- キャッシュフローから割引現在価値の合計を求める
氏名・受験番号の記入は試験開始後と認識しておく
証券アナリスト試験では、試験が開始してから、マークシートに氏名と受験番号を記入、マークします。
微々たるものではありますが、その分試験時間を使うことになります。
試験時間いっぱいを使って問題を解く計画でいると、いきなり出鼻をくじかれるので、この点は頭に入れておきましょう。
この点を認識していないと、予定外の作業で試験開始直後の緊張に拍車をかけることになります。
大した時間を取られるわけではないですが、ここで動揺すると、最初に取りかかった問題に落ち着いて対処できず、さらに動揺するという悪循環になります。
過去問を解く段階から、面倒でも記名、マークから始める練習をしておくといいです。
苦手なものは無理にできなくてもいいと割り切る
試験の合格最低点は公表されていませんが、各科目とも合格率が50%前後であることを考えると、合格のハードルはそれほど高くありません。
(参考:日本証券アナリスト協会ウェブサイト「第1次レベル 受験データ」)
6割もできれば十分受かると考えられます。
そのため重要なことは、自分のできるところを確実に得点していくことです。
パターン化されていて簡単に得点できる問題も多いので、どうしても苦手なものは無理に頑張る必要はありません。
「できないものはできなくていい」と割り切りましょう。
目の前の問題だけに集中する
試験中、先の問題や残り時間が気になっていると、問題を解くことに集中できず、ミスも起こりやすくなります。
難しいとは思いますが、目の前の問題を解くことだけに集中することを心がけましょう。
ついつい腕時計で残り時間を確認することがクセになっているなら外して机に置いておくなど、自分なりに工夫できることを考えておくといいと思います。
試験本番をあらかじてイメージしておこう
いかがだったでしょうか?
試験本番には独特の雰囲気があり、なかなか日頃の勉強の成果が発揮しきれないものです。
何より重要なことは、試験本番で自分がどういう精神状態になるか、そのときどう対処するか、あらかじめ具体的にシミュレーションしておくことです。
今回紹介した内容を、みなさんが本番で実力を発揮することに役立ててもらえれば嬉しいです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。