お読みいただきありがとうございます。ミズサキです。
昨日は、私が読書から学んだ「幸せになるお金の使い方」についての記事を書きました。
使い方について考えたところで、今日は「お金の貯め方」について、私が本から学んだ役に立つアイディアをご紹介したいと思います。
「今年こそは貯金をしよう」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
そんな方のお役に立てれば嬉しいです。
前半は、比較的一般的な方法、後半は意外な方法となっています。
「『やめる』習慣」に学ぶムダ遣いをやめるコツ
貯金をするには、ムダ遣いをやめるのが王道です。
ここでは、「『やめる』習慣」(古川武士著、日本実業出版社)で著者が考えている、ムダ遣いをやめ、貯金をするための5つのポイントを紹介します。
(1)貯金の目的をはっきりさせる
明確な目的もなく、何となく貯金しようとしても続きません。
お金はあくまでも使って楽しむためのものです。
今しか楽しめない娯楽、若いうちの自己投資など、自分の人生にとって有意義な支出を削る必要はありません。
それでも貯金をしようと思うならば、なぜ必要なのか、いくら貯金する必要があるのかをよく考えましょう。
(2)どの支出を節約するのかはっきりさせる
貯金しようと決めた途端、あらゆる支出を削ろうとする人がいます。
結果、生活を楽しめなくなり、そのストレスから反動的にムダなものを衝動買いしてしまうこともあります。
ムダ遣いの原因は、特定の支出に偏っていることが多いものです。対象をしぼり、集中的にムダを削ることにしたほうが、ストレスがたまりません。
(3)記録を取る
紙やエクセル等に毎月の定例的な支出を書き出してみましょう。その中から最もムダ遣いになっているものを3つにしぼり、その項目だけ支出の記録を取っていきましょう。
ムダな支出が「見える化」されるので、ムダ遣いしにくくなります。
対象をしぼっているので、家計簿よりも挫折しにくいです。
(4)強制的に、使えるお金を制限する
貯金額を決めたら給与から天引きされるようにしておく、財布に入れるお金を一定額にしておくなど、お金を使えない状態を作っておくと、自然にムダ遣いが減ります。
(5)すぐに買うことを禁止にする
一定金額以上のものは、1週間待たなければ買ってはいけないことにするなど、頭を冷ます時間を設けることで衝動買いが防げます。
心理学に学ぶお金を貯めるコツ
消費行動、貯蓄行動については、心理学で様々な研究が行われています。ここでは、
「MIND OVER MONEY 193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実」
(クラウディア・ハモンド著、木尾糸巳訳、あさ出版)で紹介されている「貯金を増やす方法」についてご紹介します。
(1)銀行口座を分散しない
お金を賢く管理するつもりで口座を分散していると、全部でいくらあるのか把握しにくくなります。
このとき、私達は貯金(資産)の総額を過大に見積もる傾向にあり、その見立てに基づいて、お金を使いすぎてしまいます。
性格などの影響もあるので一概にはいえないものの、口座は分散せず、管理しやすくしておくのが有効です。
(2)時間を小さい単位に言い換える
私達は遠い将来を楽観的に見積もる傾向にあり、「今は貯金できなくても、そのうちできるようになる」と漠然と考えてしまいます。
これは、自分に残されている時間を過大評価することが原因です。
「時間はまだたっぷりある」と考えてしまうのです。
これに対処するには、時間枠をより小さい単位に言い換えましょう。
例えば、10年を3,652日と言い換えれば、数字は大きくなりますが、それほど遠いことではないように思えてきます。
(3)「将来も、今と行動パターンは変わらない」と認識する
(2)で書いたように、私達の将来に対する見積もりは楽観的で、「今貯金できなくても将来できるようになる」と考えがちです。
実際は、将来の行動パターンは、今の行動パターンと変わらないということを、現実的に認識することが大切です。
貯蓄行動についてのある調査によると、
貯金についての自分の過去の成功と失敗をよく考えたうえで、今後2週間の貯蓄予想を立てた参加者グループは、
将来のことだけ考えたグループよりも、貯金できた額が80%多かったそうです。
(4)幸せをレンタルする
大金を出して購入しなくても、レンタルで十分な経験ができるものもあります。
普段は今の車で我慢し、週末だけ高級スポーツカーをレンタルすれば、スポーツカーを購入するよりも安上がりですみます。
自分の感情をコントロールする術を身につける
いかがでしたか?
貯金をするには、自分の感情をうまくコントロールすることが重要です。
それは意志の力だけではやはり難しく、しっかりとした戦略やコツが必要になってきます。
専門家やうまくいっている人のアイディアを取り入れることは、大きな助けとなるのではないでしょうか。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
(幸せなお金持ちになる考え方を学べる本を見つけるなら)